石川遼選手 プロの心掛け |
ゴルフの石川遼選手がとうとう2009年度賞金王に輝きました。18才での達成はジャンボ尾崎の26才を抜いて36年振りの快記録。もちろん最年少賞金王の18才は世界記録でもあります。 今年のゴルフ界は池田勇太選手の台頭もあり、二人の賞金王争いは最後までヒートアップ。 石川選手の爽やかさ対池田選手のスリータックの太ズボン、天才的なセンスと職人技の対比にファンはどちらも応援したくなる筈です。 私の友人などは最終戦のJTカップ最終日、5オーバーの池田選手に「10アンダーの60で廻れ」と声援を送っていました。「そうしたら優勝に絡むかもと」。 結果9アンダーで丸山茂樹選手がプレーオフを制して10年振りの優勝。 いつも笑顔の素晴らしい「マルチャン」が長いスランプからの脱出に思わず堪えきれず涙を流しました。 今年の日本ゴルフ界は石川選手の活躍で、練習場、ゴルフ用品、ウエアーの売上増、ギャラリー入場者の増加、TV視聴率のアップ、ジュニアゴルファーの増加と多大な貢献を受けました。 そして世界の一流スポーツ選手が肝に銘じていること、それは「ファンを大切にする」ことを実践してきた1年です。 丸山選手の笑顔も石川選手のバイザーにちょっと手をそえる仕草も、ファンに対する応援の返礼なのです。 インタビューで「他の選手より優ることは何か」と聞かれ「ギャラリーの皆さんの応援です」と答えている。その「応援」に応えられる実力をつけたのは見事の一言です。 「ギャラリーによって自分が育てられているから・・・・。ギャラリーの応援で自分を奮い立たせる、ギャラリーの期待に応えたい一心で練習をしてきた」と。 18才で一流ゴルファーのプロの心掛けが出来ている賞金王です。 決して表に現われようとしない石川家の父親の存在と教育も素晴らしいと推察します。 そして、ジャパンゴルフツアーは日本ゴルフ会への貢献度に対し、石川選手には2009年最優秀選手賞(MVP)を、池田選手には最優秀新人賞を表彰しました。 今後ともこの二人がジャパンツアーを良きライバルとして、引張って行くことでしょう。 |
by isoda-shonan
| 2009-12-09 14:12
| コラム
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