出たー 旗つつみ |
藤子不二雄氏によるゴルフ漫画「プロゴルファー猿」はテレビアニメにもなったので、多くの人が知るところです。 主人公「猿」の得意技が「旗つつみ」。 風に旗めくピン・フラッグにボールを直接命中させ、旗に包まれたボールを直接カップインさせる技だ。 作者の藤子氏が考案した、想像の世界での究極の技。何かの企画で青木功プロが挑戦したが達成出来ませんでした。 アルバトロスの確立は100万回に1回。 ホールインワンは33,000回に1回と云われています。 「旗つつみ」の出る確率のデータは有りませんが、想像上のカップインで奇跡のショットです。 先週末、この「旗つつみ」を見たのです。 高校時代の野球部の同級生を中心として1年に1回集まり、七夕会というゴルフコンペをしています。毎年夏の高校野球県大会が大詰めとなる時期にです。 ここに藤沢のM電機のOB社員と協力会社の代表者等が加わり、もう30年になるゴルフ会です。 今年は下界と5℃近く涼しいとされる「富士箱根カントリークラブ」で開催しました。 同伴のM電機、元社員で通称「大納言」と呼ばれるO氏が18番パー5で、およそ80ヤードの第4打を放つと直接ピン・フラッグに当り、「ガシャ」と雷の様な音がしてボールが真下に消えました。 「あーッ、これ入ったぞー」と一瞬叫びましたが、打上ホールの為ピンの根元が見えません。右の土手に駆け上がり、グリーン上を見渡すとボールが有りません。O氏がカップを覗くとやはり入っていて、思わずガッツポーズ。 普通、ボールは旗に当っても跳ね返り、垂直に落下するなどあり得ません。まさに奇跡の出来事です。 藤子氏が想像の世界で編み出した究極の技「旗つつみ」が実現したのです。 その夜の「七夕会」は「旗つつみ」の達成を賞賛し、O氏には特別賞が授与されました。 |
by isoda-shonan
| 2010-07-28 08:40
| コラム
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