019-環境投資 |
京都議定書が、2005年2月16日にようやく発効の運びとなりました。 日本は1999年対比で6%のCO2削減を約束しています。しかし、2004年までにもう8%も増加しているので、トータルは14%の削減となります。この達成のためには、5年間で国民一人あたりの負担は10万円、全体では10兆円にもなります。このハードルはとても高く、官民一体の協力が必要です。 米国政府は、この議定書への参加を拒否しましたが、米国民は、環境保全への投資を始めようとしています。 トヨタ自動車が、ハイブリッドカーの分野では一歩リードして、さらに研究体制を強化しています。今回発表されたSUVのハリアーハイブリッドは、列車並の強力モーターを搭載し、時速100kmで272馬力、燃費(トヨタは環境性能と表示しています)はリッターあたり17.8kmです。アメリカでは、発表と同時に1万台の予約が入ったそうです。 従来のハリアーのガソリン車と比べると、85万円も高くなっています。アメリカの著名人の多くがそれでも所有を希望しているのは、「私は環境保全に協力しています」とのアピールではないでしょうか。ハイブリッドのマークは、環境投資のシンボルになるかもしれません。 住宅においても、ペアガラスや外断熱、エコキュート、省エネ電化製品との組み合わせによる高気密・高断熱住宅を標準化することが、民間における京都議定書の目標値に近づけることになります。 私も、クラウン・アスリートのハイブリッドカーが発表されたらすぐに予約を入れるつもりです。 |
by isoda-shonan
| 2005-10-07 14:31
| コラム
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