ヤマガラとエゴノ木 |
「猫に小判、馬の耳に念仏」VS「猫に鰹節、ヤマガラにエゴノ木」。 ご存知の通り前者は無用な物、不必要な事。後者はその反対語になります。 探鳥会に入会した頃始めに教わったのがヤマガラとエゴの木の関係。 野鳥のカラ類は脂分の多い餌を好むという。豚肉のラードをネットに入れ庭のモチノ木に吊るすと、シジュウカラが入れ替わり来て数日で食べ尽くしてしまう。 ヤマガラはヒマワリの種、ピーナッツが好物だが一番はエゴの実と聞いていた。 ヤマガラを庭に呼び寄せるには、エゴノ木を一本植えると良いと探鳥会の先輩が云う。 早朝散歩のコースに造園業者の圃場があり、株立ちのエゴノ木が夏の終わりに青い実を沢山付けているのを見ていた。晩秋になると青い果実が乾燥し殻が割れ種だけがぶら下がっている。 ヤマガラも此処のエゴノ木を知っていた。 二組のツガイが交互に実(種)を銜え別の安全そうな高い木に移り、堅い殻を突いて破り、中の白い胚乳を食べている。多分油性が強い好物の餌なのだろう。コンコンコンと周囲に音が響く程だ。 食べ終わると再び取りに来る。近くに私がカメラを構えているのは意に介してないようだ。 おかげでポケットカメラでもいい写真がとれた。 ・エゴノ木に来たヤマガラ ・夏の頃のエゴの実 青い小さな風船球がぶら下がったようだ2011.8.20撮影 ・今のエゴの実 乾燥した殻に黒い種が入っている |
by isoda-shonan
| 2011-11-18 14:01
| コラム
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