住宅の松・竹・梅(5) |
『断熱材と断熱工法』その2 ポリスチレンフォーム(発泡スチロール)はカップ麺の容器や鮮魚の保冷箱にも利用される断熱性の高い素材だ。 カップ麺の容器は厚さ3ミリで、熱湯を入れても手で持てるのは体験済み。 食用や流通用発泡スチロール容器はビーズ法ポリスチレンで製造されているが、住宅用断熱材は押出法ポリスチレンフォームで密度が緻密で強度も高い。 下段の断熱材の性能比較を見れば、熱伝導率も吸水性もグラスウールより断然性能の優れてる事が解る。 この板状(1,820mm×910mm×50mm)のポリスチレンフォームで屋根、外壁、基礎と構造躯体の全てを外側からスッポリと覆ってしまうのが完全外断熱工法。 厳寒の北欧で開発され、普及してきた断熱工法です。 この外断熱工法は断熱欠損が無い、気密施工が容易、構造躯体の劣化を保護する等、住宅が要求する基本的性能を充足しています。欠点はグラスウール等の綿状断熱材より若干高いことだけです。 理論的にも現場の施工性でも最良、『松』ランクの断熱工法として当社は推奨するのです。 断熱材の性能比較 |
by isoda-shonan
| 2013-01-23 10:01
| コラム
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