梅一輪ごとの暖かさ |
先週の雪まじりの寒さから、ここ数日は10℃を超える日が続く。 この季節を表す代表句『梅一輪 一輪ごとの 暖かさ』は、芭蕉の高弟服部嵐雪の句。 季節を読み取る日本人独特の感性を現す。 高松宮妃殿下妃久子さまが撮られた野鳥写真展が本牧の三渓園で開催されている。 妃は英国に本部を置く環境保護団体『バードライフ・インターナショナル』の名誉総裁。 野鳥を通して世界の環境変化を観察され、地球環境保全を啓蒙されている。 『鳥たちの煌めき』と銘打った50作品の展示会は多くの来場者でにぎわっていた。 その内の一展『メジロ』が心に深く刻まれた。 メジロは日本の何処にもいる野鳥、撮影もそんなに難しい鳥でもない・・・・・と、思っていた。 しかし『メジロ』が、こんなにも美しい鳥とは、まるで日本画を見るようだ。 対に飾られた生け花の、梅の枝に飛び移りそうに感じる。 これは正しく日本の感性そのものを現した演出となっていた。 写真展は今月19日まで開催されている。 小春日和に包まれた日曜日、三渓園の梅は一斉に開花していた。 写真展が開催された三溪園白雲邸 |
by isoda-shonan
| 2015-02-12 11:15
| コラム
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