夏を告げる鳥ホトトギス |
日中気温30℃以上が真夏日と呼ばれる。 ここ数日は、太陽の光が暑いと言うより『射す』という感じで目もチカチカする真夏日が続く。 日本に夏の到来を知らせる鳥として古来より親しまれてきたのが時鳥(ホトトギス)。 万葉集や古今集にもホトトギスを主題にした詩は数多く詠われている。 特に夜の鳴き声を忍音(しのびね)と珍重され、風流人は夜を徹して初鳴きを待ったと云う。 鎌倉西北でもホトトギスが盛んに鳴いている.キョ、キョ、キョと大きな声は谷戸の奥深くまで届く。 近所の愛鳥家は初鳴きを聞くとわざわざ電話で知らせてくる風流人。 こちらも「そろそろ暑くなりますね」と答える。 緑の多い処では、鳴きながら空を飛ぶホトトギスの姿は良く見る。 カッコウ科の鳥だがそんなに大きくはなく、ヒヨドリぐらい。 古来より親しまれてきたのは、今の季節を表す風物詩だったのでしょう。 古今和歌集 (詠み人知らず) 『 郭公(ホトトギス)鳴くや五月のあやめ草 あやめも知らぬ恋もするかな 』 ホトトギス(野鳥図鑑より) |
by isoda-shonan
| 2015-05-27 11:26
| 探鳥
|
Comments(0)
|
<< 水無月は雨の多い月なのに | 横浜ベイスターズの躍進 >> |