木と緑の新国立競技場に決定 |
新国立競技場は建築家の隅研吾氏と大成建設のA案に決定し再スタートが切られた。 予算と工期をクリアし2020年のオリンピックに対応する。 『木と緑のスタジアム』がコンセプトとなり伝統木造建築の意匠が多く取り入られてる。 隅氏は帝京大学小学校の設計で『木の小学校』を完成させている。 この小学校では木材の特徴を活かした設計で、木のもつ柔らかさと優しさ、安心感を醸し出している。 新国立競技場もたる木を表現した軒裏や、屋根は木組トラスを採用しており、日本の木築工法を彷彿させる。 木造建築の耐久性は金属やコンクリートより長いと法隆寺の五重塔で実証されている。 国土交通省の長期優良住宅の基本コンセプトは200年は持つ住宅の建設を推進させるだった。 今では地元木材を適切に使い、耐用年数の長い住宅の建設は当たり前になっている。 国家プロジェクトの国立競技場で『木のスタジアム』が建設され、改めて木の強さ、美しさを世にアッピールできる。 我々木造建築に携わる者には隅研吾氏のA案が選ばれたことは嬉しい限りだ。 |
by isoda-shonan
| 2015-12-26 09:00
| 建築
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