趣味と道楽 |
町内の探鳥会がスタートして1年半になりました。最初は双眼鏡を覗くと対象物が解らなくなり、何度も覗き直していましたが、今は一発で目標物をとらえることができるようになりました。私の道具は30mmの口径で10倍、手ぶれ防止の付いた優れものです。 探鳥会は月の第一土曜日に開催していますが、都合の良い人が出席することになっている、自由参加型。18回開催していますが、私はなるべく参加しています。三光鳥やカワセミ、カケスなど珍しい鳥も見ることができ、初心者のバーダーも段々とマナーと知識が向上してきたようで、自然とのふれあいを楽しんでいます。今日は、そんな訳でバードウォッチング専門のバスツアーに参加しての腕試しです。 町内探鳥会のメンバーは10人、八重洲口の中央郵便局前に8:00集合です。 他のグループや個人参加者を含め、40名でバスは満席。皆、ポケットのたくさん付いたベストを着て、三脚付きのスコープを持参しています。皆さんベテランのように見え、ハイキングの様な格好の我が町内会は気後れ気味です。 目的の鳥は絶滅危惧種に分類される「コジュリン」と「オオセッカ」です。水郷の里、霞ヶ浦の浮島湿原と利根川の小見川町での探鳥です。 湿原の観察小屋に付くと「コジュリン」の鳴き声は結構聞こえてきます。しかし、姿をとらえることはできません。葦が海原の様に広がっている所で、体長13センチの小鳥を探す訳ですから慣れと道具の差がでてきます。ベテランは80口径の望遠鏡に三脚を付け、小さな「コジュリン」をとらえます。双眼鏡の私はプロのスコープを順番に見せてもらいます。かわいい(本当にかわいい)「コジュリン」が葦に止まり、さえずっています。 カメラの好きな人はデジスコで写真を撮っています。 その後、利根川に移動し、「オオセッカ」の観察です。ここでも、プロはすぐスコープに「オオセッカ」をとらえます。レンズが明るいので、曇り空でも羽の色まではっきりと解ります。 双眼鏡で居場所を特定する。三脚を調整して望遠鏡でとらえる。「はい。オオセッカ入りました」と知らせる。まるで何事もないように動作が流れます。 帰りのバスの中で、さっきのプロがスコープのカタログをくれました。世界的な有名ブランドの望遠鏡メーカーの社員さんでした。 自然環境の保護の大切さは、野鳥の生態や繁殖活動と深い関わりがあり、一番最初に影響を受けるのが、鳥や植生物だとそのプロは熱く語っていました。 私には次のステップとして、三脚とスコープを揃え、デジスコで野鳥の写真を撮りたい衝動が芽生えています。 趣味や愛好の世界はとても奥深く、お金の掛かるもののようです。道楽にならないよう心掛けましょう。わたしは・・・・? |
by isoda-shonan
| 2007-07-10 18:49
| コラム
|
Comments(0)
|
<< SAMURAI | 夏祭り >> |