小動神社社務所建て替え |
腰越五ヶ町(浜上、神戸、土橋、中原、下町)の鎮守様は「小動=こゆるぎ神社」です。 文政4年(1821年)建立の文字が入った石灯篭があります。 拝殿の小屋組補修と屋根葺き替え、本殿の建替え、神興庫(神寶殿)と山車小屋等、一連の建築と整備は大手の竹中工務店の施工で完了してます。 最後に残ったのが神社社務所の建て替え。 氏子総代による厳正な審査の結果、当社が請負うことに決まりました。 建て替えに当たり、旧建物の解体祓式が行われました。 この辺が施主が神社さんなので、一般とは異なります。 式後、直会殿で宮司、五ヶ町の総代さん、設計者、施工者で直会(なおらい)が行われました。 直会殿には私が小学生当時の古い山車の写真もかかげてあります。 山車は屋根の上に陣幕を張り巡らし、その上に町内の守り神の人形を飾り、腰越の電車通りを曳きました。 その高さは約8.5m程で祭りの当日は、江ノ電の架線が外され、江ノ島駅―腰越駅間は運休となったほどです。 五ヶ町の山車が勢揃いした光景は、飛騨の高山祭に匹敵するぐらいの迫力でした。 昭和37年頃に山車小屋が焼失しましたが、下町は焼失を免れ、その後中原町、土橋町は山車を復活し、神戸町も先年修復され復元しています。 腰越の長老さんに歴史をいろいろ聞き、この境内で三角ベースをして遊んだことや、わんぱく供が夜集まって肝試しをした事が思い出されます。 境内の南岸には見晴台があり、江ノ島と相模湾を一望できる絶景のビューポイント。 源義経の腰越状で有名な「満福寺」とは江ノ電をはさみ対岸の所にあるので、最近は神社を訪れる人も大変多くなりました。 「五ヶ町のお仮屋」 「二の鳥居と右が現社務所」 「小動神社拝殿」 「新しくなった本殿」 「漁業と航海の神、海(ワダツミ)神社」 「見晴台からの江ノ島。手前は腰越魚港」 |
by isoda-shonan
| 2008-10-10 15:35
| コラム
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Comments(3)
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片瀬の住人
at 2008-10-25 19:47
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磯田様
腰越の山車の件ですが下町の山車は燃えておりません。 毎年宵宮に曳きだされます。 半焼した神戸町の山車も先年関野工務店さんが修復しました。 中原町と土橋町は焼け残った彫り物を使いゴムタイヤ山車として 復活しました。 山車の高さは人形を立てた状態で約8m50cmです。
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isoda-shonan at 2008-10-31 18:24
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片瀬の住人
at 2008-11-02 21:02
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磯田様
早速の対応、誠に有難うございます。 私が命名した相州湘南型山車(唐破風屋根、小型木製車輪、廻り舞台の三特長、日本でここだけ)発祥の地である腰越の祭りに再び活気が戻ってくることを期待します。 |
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