011-SCの家夏の過ごし方 |
※SC=ソーラーサーキットの略称です。 今年の桜の開花は、とても早く、桜の名所、鎌倉山も満開です。 最近の気候の特徴ですが、冬の厳寒期が短くなり、逆に夏の気温が異常に高い日が続くなー、と感じるのは私一人だけでしょうか? SCの夏の住まい方は、建物の立地条件や気候状況でいろいろと使い分けられます。一般的には、床下の基礎換気口と小屋裏換気口を開放し、壁の中を空気が移動する二重通気工法が発揮される衣替えのシーズンです。 この状態では「非気密住宅」となり、伝統的な日本の「夏を旨とした住まい」となります。 風通しの良い立地条件であれば、窓を開け、扇風機でも回しておけば昔の田舎家のような涼感が得られるでしょう。 また、風通しの悪いところや湿気の多い土地柄であれば、床下換気口だけを閉め、床下に外気や湿気を入り込ませない方法もあります。 湿度が高い方が、気温が高いよりも体感上、不快となります。 補助的にクーラーを使用し、除湿効果を高めます。 梅雨時期もこの状態が快適と、体験報告をされたお客様もいらっしゃいます。 真夏の最も暑い時期で、風も吹かない熱帯夜が続く時があります。このような時には、小屋裏換気口も閉め、気密モードとしてクーラーの効率を高めます。 いずれにしても、立地条件や住む人の暑さの感じ方の違い、クーラーが平気な方とだめな方等々、いろいろな住まい方ができるのがSCの良さです。 上手な住まい方としては、夏の日射(特に西日)を室内に入り込ませないことです。簾やカーテンで遮断したり、敷地に余裕があれば落葉樹などを植えたり、パーゴラや日よけのオーニングを用いるのも効果大です。 屋根のトップライトは北面以外は取り付けない方が良いでしょう。 |
by isoda-shonan
| 2005-09-12 17:01
| ソーラーサーキット
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