日本の美徳 |
混迷する世界経済と自由主義。今、日本人の心に何が大切で何が間違っていたのか、何を守っていかなければならないのか。 もう一度日本の精神文化を見直そうとする小さな動きがでてきました。 「自由と民主主義の名の下に、飽くなき欲望を肯定し、グローバル化を主導してきたアメリカ。それに追随し、経済、政治、人心のあらゆる局面で崩壊の危機に瀕する日本」・・・・佐伯啓思著の「自由と民主主義をもうやめる」の紹介文の書き出しです。 高校時代の体育教師の雨の時の体育授業は、教室内で行なわれました。先生は相撲部の顧問もしていました。 「教育とは三つの育て方から成り立っている。それは知育、体育、徳育のバランスなのだ。健全な精神は健全な身体に宿る。一生懸命勉強して知性を高め、スポーツで身体を鍛える。人間としては、道徳が一番大切です。」と。 50年前の教師は当たり前の様に生徒にそう教えていました。 「徳」=精神の修養によってその身に得た優れた品性は、論語の教えによる「仁」に通じます。 数年前には藤原正彦の「国家の品格」がミリオンセラーとなり、「武士道」が改めてスポットライトを浴びました。 「武士は食わねど高ようじ」。物欲を押さえ、精神的な誇りと高潔さを重んじる日本人の美徳を表します。 今はこういう時代だからこそ、やせ我慢も必要なのかも知れません。 日本人が大切にしてきた日本の教えを考える時だと思います。 折りしも「WBC」の日本チームの冠名は「サムライ・ジャパン」と名付けられました。 選手には日本の誇りとフェアプレイで全力で戦ってほしいものです。 松坂もイチローも存分に活躍し、子供達に明るい夢と希望を与えてくれることでしょう。 |
by isoda-shonan
| 2009-03-05 18:48
| コラム
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