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湘南・鎌倉・藤沢の地で92年の実績の工務店・イソダの会長が住宅造りについて考えていること。
by isoda-shonan
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道路との高低差を生かした家
藤沢市の湘南台で地下ガレージ付の住宅が完成しました。
施主のO様は当社の主催する住宅セミナーや現場見学会に何度も足を運ばれたお客様です。
湘南台の繁華街から抜け出た閑静な住宅地に法面が3分の1という傾斜地をO様の御両親が所有していました。
将来家を建てるなら地下ガレージを想定した土地利用計画をお持ちだったのです。
基本計画はガレージと住宅部分の位置関係や間取りと何回も練り直しを行い最終案がまとまりました。

地鎮祭は厳寒期の2月の中旬。とても寒かったのが思い出されます。
RCの地下ガレージは、車の他に自転車や物入れとしても使える充分な広さです。
1階の玄関ホールからも直接下りる事が出来ます。
そんな訳でO様邸には地下室の階段、2階への階段、小屋裏への階段と3ヶ所の階段を設置しためずらしい設計となりました。

外壁は細かいリブ模様のサイディングで、2階部分は横リブで下屋の掛かった1階は縦リブ使いにしています。
シンプルな色使いですが品の良い仕上がりになりました。

地下室付の為、純粋なソーラーサーキットにはなりませんが、外断熱でそれなりの断熱性能を確保しています。
内部は枠材、階段、ドアー全て、自然の木の色をそのまま生かした木地仕上げで、とても明るく感じます。

「シャッターの部分がガレージ入口。
道路斜線の関係上、大屋根にして母屋を下げています。」
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「2F。母屋下りの和室、板畳の所はタンス置場」
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「1Fリビング。アクセントの掘り込み天井と2階への階段」
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「小屋裏物入れへの階段と木製のスリット壁」
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「広々としたRC地下ガレージ。1階からの階段と右は物入れスペース」
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by isoda-shonan | 2008-08-29 08:57 | コラム | Comments(0)
夏の箱根路
今年の夏休みは、建築用語でいう養生中の為、自宅でオリンピックを見ていて、遠出をする予定はありませんでした。それではあまりにもジジくさいと日帰りで箱根仙石原方面に出かけようと家族に誘われました。

当初は、養老孟司氏が造った昆虫標本館を訪ねようとしましたが、一般公開をしていないことが分かり、日帰り温泉と自然を楽しむことにしました。

運転は夏休みで帰省してきた息子がやってくれます。
日帰り温泉の情報は、娘がインターネットで調べてくれました。敬老の精神のようです。

西湘バイパスより箱根新道に入り、大観ICより元箱根に下ります。
最初の目的地は成川美術館です。
丘の上に在り、芦ノ湖が一望できる美術館と聞いており、一度行ってみたいと思っていたところです。

平山郁夫画伯のシルクロードの絵も常設されていました。
当日はキルトアートの鬼才と言われる米倉健史氏の作品と石井康治氏のガラスアートが主展示です。

米倉氏のキルトアートは、同色系の色をグラデーションさせた牧歌的な作品で心が和みます。
石井氏のガラス工芸品は、どうしてこんなにきれいな色なのか、どうやって造り出されたのか美しさと不思議さが両立する作風です。

ゆっくり館内を鑑賞した後、噂の休憩室に行きました。
一面広々としたガラス面を通して、眼下に芦ノ湖が広がります。箱根神社の赤い鳥居、桟橋に着いた海賊船やスワンボートがまるで自然を切り取った絵画の様に広がります。
ここのコーヒーショップで湖水を見ながらヒーリング・タイムです。
あまりにのんびりしすぎて時間の経つのを忘れてしまいます。

次に向かったのは仙石原のF荘と云う小さな旅館。
娘がインターネットで探した日帰り温泉場です。

途中「箱根ビジターセンター」に立ち寄り、15分ずつの「箱根の今昔」、「箱根の生い立ち」、「箱根の自然」、と3本の映像を見た為、宿に着いたのは2時30分。でも、これですっかり箱根通です。

日帰り温泉は3時まででしたが、宿の人が3時30分までオーケーと優しい心遣いです。
内湯は白濁湯で野天は透明泉です。久しぶりに親子男同士の話ができます。
なんとなく車に揺られた疲れもとれ、さっぱりとしました。

そしてすぐ近くの湿生花園へ。
家内は一度来たことがあり、園内を案内してくれます。
小さな池や水路があり、夏~秋にかけての野草が咲きほこります。
「オオヨシキリ」が鳴き、「キジ」が散歩をしています。
仙石原のススキ野と共に、原生の自然が残ります。この生態系の保存には野焼きが一番だと聞き、先人の知恵には感嘆するばかりです。

帰路、宮の下を通った時、老舗ホテルの「名物カレー」を食べたいと所望され、逃げるつもりで「短パン、Tシャツ、スニーカーでは入れてくれないよ」と言いましたが、ちゃんと「カジュアルレストラン」を案内され、「名物カレー」をありがたく食べさせてもらいました。
久しぶりに家族と箱根を楽しむことができた夏休みでした。


「湿生花園と仙石原」
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「お盆の花,ミソハギ」
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「蓮の花」
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「キジの散歩」
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「ルリトラノオ」
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by isoda-shonan | 2008-08-26 16:02 | コラム | Comments(0)
オリンピック勝敗の重さ
オリンピックも終盤に入り、男子マラソン等を残しあと数日で閉会となります。

中国の歴史と文化を紹介したチャン・イ・モウ監督の開会式は東洋的であり、また哲学的な演出で、改めて中国を世界の人々に知らしめました。
鳥の巣に近づいてくる大型の足跡の花火がC・Gだったり、小さな女の子が歌ったのは「口パク」だった等、中国的な「偽」というより「トリック」のつもりだったのでしょうか。

勝ってもオリンピック、負けてもオリンピックで、選手の重圧感は大変なものと思われます。

野球の星野ジャパンもプロ野球のシーズンを戦っている時の顔でなく、どこか硬さや悲壮感みたいなものが垣間見えます。負けた責任で丸刈りになった選手が出るほどです。
監督も選手も自分たちが置かれている立場、それは国民の期待感と日本プロ野球の実力とプライドからして負けるわけにはいかないオリンピックにしています。

平泳ぎの北島選手は100メートルを制したインタビューでタオルで涙を覆い、長い沈黙のあと「何も言えないす」とだけ答えました。
感動的なシーンでしたが、アテネの時の「チョー気持いい」を期待した質問者をかわしました。
スポーツ・ジャーナリストの二宮清純氏はこのシーンを「あの沈黙が、どんな言葉より全てを語っている」とコメントしています。まったくその通りで4年間の重圧に耐えた万感の思いが出ていました。

サッカーファンの期待を背負った反町ジャパンはとうとう1勝も出来ず、北京を去りました。監督、選手の無念さはいくばくかと察します。

戦争や国境のいさかいでのナショナリズムはいただけませんが、4年に1度のオリンピックで国を代表して戦う、スポーツのナショナリズムは大いに結構。それぞれの国民に夢と感動を与えてくれます。

近代オリンピックの創立者であるクーベルタン男爵は「オリンピックは参加することに意義がある」として始まっています。
この教えどおりしているのは選手団数名の小国だけです。
主催国は国威と経済効果を目録み、選手は何とかメダルを取って帰らなければなりません。

4年に一度しか開催されないオリンピックは勝っても負けても、その重さは他の世界大会とは比べものにならない程のプレッシャーです。

女子ソフトボールの決勝と星野ジャパンの準決勝はもうここまでくれば十分だとし、選手には「オリンピックでのゲーム」を楽しんでもらいたいものです。
その方が「金」が転がり込んでくる可能性は高くなります。

8/22 追記.
ソフト日本女子金メダル獲得おめでとうございます。やりましたね。大金星です。
エースの上野投手、満塁のピンチを2度も凌ぎました。インタビューで「ピンチの緊張を楽しんでいました。」と答えています。
準決勝のオーストラリア戦は、あせってぎこちない場面が多かったのに、決勝は選手全員が伸び伸びとプレーを楽しんでいるようでした。
by isoda-shonan | 2008-08-21 14:59 | コラム | Comments(0)
ライト風の家
フランク・ロイド・ライト
帝国ホテルやプレーリーハウスを設計した伝説の巨匠建築家です。
個人住宅の設計も多数手掛けており、高さを少し抑え、横長の平行ラインを強調したデザインは、質素の中に安定感と気品を漂わせる伝統的な意匠です。

多くの当社住宅のプランと実施設計、設計スタッフを指導してきた原 純二設計士の得意とするデザインでもあります。

藤沢市大庭に今月竣工したM邸は、このライトの様式を取り入れた邸宅風のエレベーションでまとめられています。
まだ植栽工事が行われていませんが、緑が落着いた数年後の佇まいが期待されます。

M様邸、平行ラインが強調されています。
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M様はご実家の所有する広々とした敷地に新築されました。
これからの住宅として温熱環境と低炭素化は必然と考えられ、迷わず「ソーラーサーキット」工法を採用されています。

耐震性を高めた「TIP構法」も取り入れ、5月の構造見学会の時には前日の雨で閉め切っていたので、家中に桧の香りがして、見学に来られたお客様が「いい香りね~」とびっくりされていました。

室内は無垢のフローリングに建具や枠も無垢材を使用したものです。
住めば住むほど味の出てくる建物に仕上がっていました。


玄関ホール。面皮の飾り棚がポイントになっています。
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2F子供室。ミニジャングルジム設置
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リビング。天井扇と2本の化粧柱
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リビングに連なる茶室風和室
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by isoda-shonan | 2008-08-18 11:58 | コラム | Comments(0)
お客様のこだわりの家が完成しました
今月初めに、平塚で竣工、引渡しを行いました。
イソダは出来るだけお客様の意思を尊重することにしています。
ですから、住宅メーカーの様に通り一遍のデザインや標準仕様で固める様なことは致しません。
お客様の好みは10人10色です。
デザインを重視する方、コスト最優先の方、間取や機能を一番とする方、住み心地や省エネが大事な方。

お客様の危なっかしいご希望には長所と短所を充分に説明しますが、それでもやりたいとするお客様もいます。雨漏れや耐震性に問題がある場合は強く説得させていただきますが、それ以外については夢の実現に協力しています。

平塚のA様はご自分で長い間「家」について研究をされてきました。
各社の施工現場を訪ね、宣伝と実態が本当かどうかも調査しています。
どれが耐震性に優れているのか、2×4やいろいろな工法も資料を集め、勉強されたようです。
当社の平塚市内の施工現場にもちょくちょく見学に来ていたと、そこのお施主様が話されていました。

A様のご希望は和室での生活を重視することです。カーテンより障子を好みます。
最近の現場では和室はあっても一室のみ。御施主様の年齢によっては「和室なし」の家もあるほどです。
和室は大きく分けて「真壁」と「大壁」方式があります。
「真壁」とは柱を見せる方式、「大壁」は柱を隠してしまう納まりです。
A様邸の1階は和室が2室あり、いずれも長押付の「真壁」です。2階にゲスト用の予備室も設けましたがここは大壁による和室です。

洋室は結局2階の息子さんの部屋のみ。
そして耐震性は構造用合板と筋交を組み合わせた方法でやってほしいと希望されました。
多分2×4(ツーバイフォー)の宣伝の枠組壁工法が強くインプットされた様です。
しかし、2×4では柱を使用しないので真壁和室は無理です。(やるとしたら付柱になります)
また、断熱材も板状のポリスチレンフォームを希望されてきました。
当社技術部もご希望に応えるため、プレカット工場を動かし、軸組、断熱パネル方式でA様のご要望に応えました。

竣工した家は当たり前のデザインの様に見えますがA様の思いが充分につまった家となり、大変喜んでいただけました。

A様邸外観
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1階和室からリビングダイニング
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1階もう一つの和室の障子
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トイレの小物入れ(あると便利です)
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2階の和室(大きめのニッチは飾り棚に)
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玄関前の丸太のポーチ柱が和を表します。
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by isoda-shonan | 2008-08-16 10:14 | コラム | Comments(0)
中国と論語
「子曰く、学びて時にこれを習う、亦説(またよろこ)ばしからずや。
朋(とも)あり、遠方より来る、亦楽しからずや。
人知らずして慍(うら)みず、亦君子ならずや。」

論語の学而第一の一番にある有名な教示です。
「論語」。今からおよそ2500年前に中国の儒教の師祖、孔子による教えがまとめられた経典ともいうべき古典の書です。

猛暑の日「鎌倉論語会館」の地鎮祭を行いました。
施主はS様。孔子の「論語を知る会」を主宰されています。
「会館」を新しく建て、多くの人に論語の教えを学んでもらい精神的文化の高揚を図ります。  神主さんも祝詞(のりと)の中で「学び舎(まなびや)を建てまつらん」と奏上します。
完成後、孔子の像も設置したいと計画されています。

祭壇のしつらえの間、最近の中国と論語についてS様に伺いました。
「私はそんなに論語を知っている訳ではないのですが、これだけの歴史を持つ精神的な教えがある国なのにどうして偽や、国家主義がはびこってしまったのですか?」
「それは共産主義による文化大革命が儒教の教えも感謝の気持も否定してしまったからです。最近少し元に戻そうとしていますが、文化大革命の教え子がまだたくさんいます」

折りしも、いよいよ北京オリンピックが8日から開催されます。
多くの国民が「オリンピック」の名のもとに自由と権利が否定され、生活を脅かされています。  世界のメディアが中国に入り知られざる巨大国家の「影」の部分を写し出します。

学んだことを時に応じて実習するのは楽しいことではないか!
世界中の人々(朋)がオリンピックに来ます。嬉しいことではないか!
(世界の)人に認められなくても恨まない。これまた君子らしいことではないか!」
論語はこう諭しています。

北京に急に水を引いたり、車を走らすのを止めたりと世界に中国を認めさせようとするところに無理が生じています。中国は「仁」を重んずる国だと静かにアピールするだけで良いはずです。


日除けのテントを用意しての地鎮祭
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by isoda-shonan | 2008-08-07 15:59 | コラム | Comments(0)
昆虫採集
 早朝のウォーキング中、関谷川沿いの道で、堂々とした「オニヤンマ」に出会いました。悠々と私の正面から「グラマン」のごとく飛んできて頭上を過ぎ去り、急旋回してまた戻ります。
 子供の頃なら、家にアミを取りに飛んで帰ったでしょう。

 養老 孟司さんは医学博士であり、作家でもあります。そしてもうひとつの顔は昆虫博士。趣味で昆虫採集した標本を多数収集されています。
 医学部出身ですから、採集した昆虫に保存の為のアルコールを注射するのは手馴れているはずです。
 箱根の仙石原に昆虫採集の専用館を所有しているほどです。

 小学生の頃の夏休みの宿題は工作か昆虫の標本造りでした。
誰に教わった訳でもないのに薬局で標本セットを揃えます。注射器、アルコール、虫ピン等が入っていました。虫に注射器でアルコールを打つときは、何かお医者さんになった気がして快感を覚えました。

 私の子供に標本造りの話をしたことがありますが「そんなかわいそうなことしたの」、と一蹴されてしまいました。

 「昆虫採集」の標本は多くの子供がやっていました。夏休み明けに学校に持ちより他の工作や絵と共に一教室が展示室となり出来具合を競いました。珍しい昆虫が入っていれば大人気です。

 「トンボ」ならオニヤンマ、ギンヤンマのオス、メス、シオカラ、ムギワラ、ヘイタイトンボ、赤トンボまで揃えば完璧です。
 ギンヤンマのオスは腹部が水色、メスは黄緑色で採集するのは大変です。子供間の情報でどこに行けば捕まえられるということは知っています。その美しさと大きさは「トンボの王様」で、今では、鎌倉ではほとんど見ることはできません。

 「ヘイタイトンボ」は子供界の俗称と思われます。ムギワラトンボぐらいで腹部だけが黄色であとは真っ黒です。納屋の裏側の日陰にいました。「オニヤンマ」のことを子供は「イドゲ」と呼んでいました。長老に聞くと、井戸の廻りによく飛んでくる守り神みたいなトンボだと言っていました。
子供たちには、守り神も関係なく、一番人気のトンボで、糸で繋ぎ飛ばして遊びました。

 セミでは「ツクツクボウシ」を「オーシンツク」と呼んでいます。標準語による泣き声は「ツクツクボウシ・ツクツクボウシ」ですが、私には「オーシンツクツク・オーシンツクツク、ツクイヨー、ツクイヨー」と聞こえます。
 つい最近、テレビのコマーシャルで人間がセミの格好をして木にとまり「オーシンツクツク・オーシンツクツク」と鳴くのを見て同郷の土を感じ親近感を覚えます。

 温暖化の影響か、関西に多くいる「クマゼミ」の声を鎌倉でもよく聞くようになったのが、気がかりです。
子供の頃であれば泣き声を頼りに捕まえ、セミの標本セットに加えたら「金賞」ものになったはずです。
 「クマゼミ」は子供の俗称は「シャンシャン」。「ヒグラシ」は、「カナカナ」。鳴き声からです。

今年の夏休みには仙石原の「養老標本館を訪ね、子供の頃、私も昆虫博士だったことを大きくなった子供たちに自慢したいと思っています。
by isoda-shonan | 2008-08-04 16:26 | コラム | Comments(1)