日本代表 岡田監督の信条 |
強化試合のテスト・マッチの成績、4戦全敗。 2010ワールド・カップ開催直前は、日本代表チームの暗雲にファンは失望し、岡田監督は辞任を口にしました。 翌日それはジョークだったと訂正したが、スポーツ評論家は本戦に入っても1勝も出来ないと手厳しい予想をしました。 しかし代表チームはそこから這い上がってきた。 予想が厳しければ厳しい程、ピッチに立つ選手も控えの選手も一丸となって集中し、とうとう強敵デンマークを3-1で下し、決勝トーナメント出場を果した。 本田が、遠藤がゴールする度に指揮官の顔が明るく力強くなり、このゲームに勝つことを確信していると予想させました。 2008年2月に取引先の研修会で岡田監督の講演を聞く機会がありました。丁度ワールドカップ アジア予選の頃でした。 90分間、選手掌握術やスポーツマンシップについて原稿無しでよどみなく話され、「この人はとてもクレバーだ」と感じ、話の端々から本もたくさん読んでいると覗えます。 監督は、何かを決断するとき「美しいか、美しくないか」を自問し、「美しい」と判断した方を選ぶと。 オシム監督の後任を依頼されたときも、「受諾する方が美しいか、断る方が美しいか」迷い、受けた方が「美しい」=「正しい道」と決めたと話していました。 テスト・マッチ4連敗の時、責任感の強い岡田さんは内心チラッと辞任の二文字が頭に浮かび、思わず口から飛び出したのでしょう。 しかし、どんなバッシングを受けても「ここは続けなければ美しくないぞ」と思ったはずです。 日本代表チームを結束し、闘争心を鼓舞させる監督の仕事は重責に値します。 2010ワールド・カップは今までに無い日本の強さを感じます。 一戦一戦勝ち進むことにより日本に活気が戻り、社会が明るくなります。 遠藤選手のゴール前でのダイビングセーブのような、闘争心溢れる真剣なプレーが勝利を呼ぶ「美しい」ことなのです。 |
by isoda-shonan
| 2010-06-25 11:51
| コラム
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