若狭の名品 |
福井県若狭の名品、「浜焼きサバ」が届きました。 家内の知人が若狭で海産物を扱う商売をしており、毎年お中元のこの季節に取寄せています。 日本海若狭の「サバ」は古来より珍重され、京の都に早飛脚を使い流通していました。 現在でも京都に通じる道は「鯖街道」と呼ばれています。 浜焼きサバは、浜で「ワラ」で燻し焼きにされていたと云われています。 現在は炭火で串焼きにし、こんがりとした姿は見るからに食欲をそそります。 関東は焼きサバをおろし大根で食べますが、若狭は生姜醤油で食べます。 サバの脂がほど良く生姜で薄れ、絶品の取り合わせになります。 湘南で獲れるサバと顔付きが少し異なります。 日本海の荒海で育つからでしょうか、小顔で鋭い顔付きをし、魚身は太め。 逆さに刺した串焼きの為、ほど良く脂も抜けています。 若狭の海産物の名品では「アマダイ」の一夜干し、「小鯛の笹漬け」、「若狭カレイ」も絶品です。 「アマダイ」は若狭では「グチ」と呼ばれていますが、「若狭カレイ」と並び高級魚となっています。 30年も前、夏の若狭路を旅した時、老舗の和菓子屋で「葛饅頭」を食べました。 地下水を店内に汲み上げ、出来立ての「葛饅頭」を四角い桶に入れ、流水で冷やしていました。 見るからに涼しげで、冷たい「葛饅頭」が喉を通る感触が忘れられません。 いつかまた、若狭の魚と葛饅頭を食べに再訪したいと思っています。 |
by isoda-shonan
| 2010-07-12 08:35
| コラム
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