「杉の家」が竣工 |
神奈川県の箱根や丹沢山麓は「杉」「桧」の山林が残る、県の一大産地。 この地区の冬は厳しい寒さとなり、木材にとってはゆっくり成長させられる環境が整っています。 温暖地方の杉は、ヤング係数はE―70。 県産の杉は目が詰り、E―80~90を計測しています。 神奈川県の林産課は、県産木材の普及促進を地元建築会社に協力を求めていて、当社は県産の桧、杉を構造材として土台、大引き、柱に導入しております。 この神奈川県産「杉」の採用を積極的に御支持いただいたM様邸が、先週竣工いたしました。 M様の御協力を得て、「杉の家」完成報告をさせていただきます。 「杉の家」基本モデルを継承した外観、西側の空地に建物が建つことを想定して開口部を取っています。 冬の日照取得は確保できそうです。 1階5帖の和室。 杉柱を現しにした真壁造りは住めば住む程味わい深くなります。 窓の四方枠や鴨居も杉の無垢材で統一。 1階10.5帖の主寝室は白を基調としたコーディネイト。 1間のクローゼットを2ヶ所設置しています。 2階リビング・ダイニング。 屋根面まで天井を上げて、杉の梁や火打を現しにし、木目が美しい木地仕上げでまとめています リビングに隣接する和室4帖半。 中央には堀座卓を設置。 厳冬期も暖房はこれ1台で済むかも知れません。 長方形の地窓と丸窓の対比がアクセントに。 リビングからキッチン方向。 パントリー内部の可動棚。 オール電化仕様でクッキングヒーターと食洗機が付き、背面はパントリーで、細かく可動棚が設置され収納はとても便利そう。 キッチンと和室の角の二本の丸太が、木造建築の伝統を表現しています。 M様邸は、神奈川県産の「杉」を柱と梁に全面的に採用し、外断熱工法・オール電化仕様は、一歩中に入ると重厚感もあり、地球環境にもコストパフォーマンスにも優れた家に仕上がりました。 神奈川県産材『杉の家』についてはこちらをご覧ください |
by isoda-shonan
| 2010-09-13 09:46
| コラム
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