柴又帝釈天界隈 |
東京スカイツリー見学会に行った日、昼食を柴又の老舗「川甚」で取る予定で、昼食前の空き時間に近くを散策し柴又帝釈天にもお参りしてきました。 帝釈天題経寺は、「フーテンの寅さん」でも有名。各所に彫刻が施された彫刻寺でもあります。 日光東照宮の彫刻のように、ここもいたる所に彫刻が施されていて、それを見て廻るだけで時間があっという間に過ぎてしまいます。 近くに葛飾区の所有する山本亭があり、一度見学しようと思っていました。伝統的な書院造りのなかにも洋風建築を複合させた、築85年になる貴重な建物です。 庭に面して8畳大の部屋が6室並び、坪庭や書院の飾り物も江戸の粋な風情を感じさせます。 山本亭の長屋門を抜けて表に出ると、丘の上には柴又公園。 江戸川の河川敷は緑の草に覆われ、その先に矢切の渡しが見えます。 ちあきなおみと細川たかしに歌われ大ヒットした「矢切の渡し」。 親の反対を押し切って、恋人同士で対岸の上総の国に江戸川を渡って逃亡する、悲恋の歌とも旅立ちの歌とも思われます。 かつての渡しは重要な交通手段だったでしょうが、現代は観光用の舟遊びになっていて、昔のロマンは感じません。 柴又側の岸で釣りを楽しむ人が、10cm位の形のいいハゼを釣り上げていました。 江戸川の流れもゆるやかで、渡し舟ものんびりしています。 秋の日射しを浴びて、ベンチで仮眠したくなる心地でした。 ・帝釈天本堂の彫刻群 ・山本亭 奥から花(10畳)・月(8畳)・星(6帖)の続きの三室 ・山本亭 舞の間、書院。写楽の絵と大正ロマンの時計 ・往時の主の人力車 表玄関 ・壁に花菖蒲が画かれた玄関の間 ・山本亭唯一の洋風応接間 ・山本亭の庭園 広さは890㎡ ・矢切の渡し |
by isoda-shonan
| 2010-10-09 10:37
| コラム
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