建設地の液状化対策は地盤調査で |
私が液状化と言う言葉を知ったのは、」阪神淡路大震災の時。 神戸のポートアイランド地区に液状化が発生し、まるで洪水の後のように地面に水が溢れ出たニュースを見てからだ。 その後、元々は海だったり沼を埋め立てた土地の液状化が問題視されてきた。 各市町村も古地図との照合や専門家による地区の液状化マップを作成し、注意を喚起している。 自然な土地形態を人工的に造成した土地は、必ず自然のシッペ返しを受けるようだ。 法面を削り、下方に擁壁を積み、削った土を埋め戻して平にした土地は地震の揺れや大雨で流失しやすい。 今回の震災による液状化と土地造成による被害について、現地調査を行った住宅会社の報告会に参加した。 埋め立て地区でも杭を打ち地盤補強をした住宅は、液状化により家の廻りの道路や庭の一部に不動沈下が発生したが、建物の傾きは起こらなかった、と調査結果が報告された。 現在の住宅は着工前に専門の地盤調査会社が入り、全棟「地耐力」を調査し、軟弱のときは適切な地盤補強を行った上で基礎工事が行われている。 地盤補強を行った土地には保証書が発行されます。 法で定められた傾き以上の不具合に対しては無償で補正工事が行われ、お客様には安心してお住まい戴けるようになりました。 3.11の地震で発生した液状化(横浜市金沢区柴町 2011.4.26撮影) 液状化で駐車場の基礎が1mも隆起 波打つような歩道 隆起したマンホールとアスファルトはすぐに補修された |
by isoda-shonan
| 2011-09-07 08:55
| コラム
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