東京スカイツリーの耐震構法 |
あと3ヶ月で東京スカイツリーが開業する。 東京の新名所になることは確実で、最寄り駅の業平と押上が駅名を変更するらしい。 業平駅は「東京スカイツリー前」に、押上駅は「スカイツリー押上」にし、訪れる観光客に解り易く表示する。 ところで、スカイツリーは武蔵の国からとった634mの超高層建築物。 耐震、耐風圧など近年中に起こるとされる巨大地震や大風の対策は大丈夫なのか誰もが思う。 当然現在考えられる建築構造技術の粋を集めて設計されている。 躯体となる超鋼鋼材の開発、高耐久塗料、氷着対策と気象条件下の対策も考え建設されている。 特筆は、奈良の法隆寺や日光東照宮の五重の塔に使用されている「心柱」構法が採用されていること。 「心柱」は地震や風圧での「塔」の揺れを緩衝し、安定を保つ働きをしてる。 この「心柱」の理論が東京スカイツリーにも採用され、心柱が取り付けられているのだ。 日本の古代高層建築物の耐震理論と現代構造理論が見事にコラボレーションしたのが東京スカイツリーなのです。 |
by isoda-shonan
| 2012-02-13 11:47
| コラム
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