北国の高断熱、高気密の家 |
気候も朝晩だいぶ冷え込むように成りました。 この季節になると暖かい家はいいなと、つくづく感るじるものです。 島根県奥出雲町を訪ねたとき、寒さの厳しい地方の新築現場を見せてもらった。 奥出雲は冬季の平年積雪量は1.5メートルに達すると云う。11月上旬だというのに、居間にはもうコタツが用意されていた。 仕事がら、どんな寒さ対策をとった住宅なのか興味深かった。 ハウスメーカーの家でなく、一見して地元の建設会社の建物と判る和風建築。 外部は左官の下塗りに入って、内部は断熱工事に取り掛かっている工程でした。 案の定、断熱材にグラスウールは使用されていない。 基本的には高気密、高断熱の家がこの地方の必須条件だと直ぐに分かった。 断熱材は発砲ウレタンの吹付工法を採用、間仕切り壁には遮熱シートも併用してる。 発砲ウレタンは可燃性という短所もあるが、断熱性能が高く、吹付施工のためビッシリと隙間なく断熱材が施工される。 当社が売りにしてる外断熱工法と同じで、断熱欠損を生じさせない、気密性能の極めて高い住宅が完成される。もちろん計画換気装置は当然設置されている。 電力の逼迫や、灯油の高騰でこの地方の暖房費は高額となる。 住宅の初期投資が若干高くなっても、維持管理費やランニングコストを重視した家造りが大切となる。 さすが地元の気候風土を熟知した建設会社ならばこそと感心しました。 一階天井裏にもウレタン断熱材を吹付、暖気は2階に逃げない 玄関出庇しの化粧ダルキ 手間のかかる造作だ 出雲地方の風情を表すデザイン |
by isoda-shonan
| 2013-12-09 10:59
| コラム
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