自治会親睦会は30年の歴史 |
私の住む自治会には囲碁の会やゴルフ会があり親睦を深めている。 自治会の基本理念は会員相互の協力のもと、地域の安全と親睦を深めるとあるが、会員は御多分にもれず高齢化しているが、親睦会は盛況だ。 今年親睦ゴルフ会が60回を迎えるにあたり、記念に第1回から40回までの『自治会ゴルフ実施記録』が回覧された。 年春秋2回開催、30年続いていることになるが、既に他界された往年の名手や、現在も現役プレーヤーとして活躍する会員と懐かしい資料になっている。 当時ゴルフ会の会長を引き受けてくれた長老が発行した、開催紙も添付されていた。 手書きのA3版で、メンバーを歴史上の人物にたとえたり、挿し絵を書いたり、名文(迷文)あふるる紙面となっていた。特に古語や漢詩に深い素養のある方でした。 その中の『漢詩唐詩選より四言古詩』と記された名文を紹介します。 御留武行(ごるふこう)白球天 作 明日好日・・・いよいよ明日は 天覧試合・・・大競技大会だ 実力伯仲・・・相手は手強い 競争激甚・・・やらねばならぬ 日頃研鑚・・・練習量がものを云う 自信過剰・・・これで充分か 事前平静・・・心を静かに 早目就寝・・・寝るが一番 半睡半眼・・・夢うつつで 不安先行・・・何となく心配だ 神命瞑助・・・神も照覧あれ 優勝期待・・・狙いは賜杯 賢妻配慮・・・けなげな女房 朝食豊富・・・生卵にホーレン草 熱量満杯・・・血肉踊る 体力充電・・・元気もりもり 気力倍増・・・ファイトあるのみ 一打入魂・・・ベストをつくせ 初球緊張・・・アウト一番は 満身力打・・・どうしても力む 飛球右曲・・・アッと大きなスライス 白杭発見・・・やっぱりOBか 打数追加・・・罰打を加算 憤慨猛進・・・何のこれしき 砂場突入・・・こんどはバンカーだ 多打脱出・・・打てども出ず 未完 つづく 以下次号 果たしてどうなるか(昭和62年11月8日発行)・・・・・と終わっている。 昭和一桁生まれ先人の、言葉遊びに長ける教養が如何なく発揮される。 自治会親睦ゴルフの第60回記念大会は今年5月に鎌倉パブリックで開催の予定、5組20名がエントリーする。 会員のゴルフは長老の残したこの名文の通りとなることは間違いない。 |
by isoda-shonan
| 2015-03-05 15:20
| コラム
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