全米オープン D・ジョンソンは苦行僧 |
今年の全米オープンは米国一の難コース、ペンシルバニアのオークモントCCで開催された。 連日早朝の中継を見ていたが、最終日前夜は8時に寝て午前3時に起床、3オーバースタートの宮崎優作選手を応援。 果敢に攻めたものの最終日は心底疲れて7オーバー23位に終わった。 天候によるハードなスケジュールと難コースによく耐え立派な成績を残した。 世界の一流選手を待ち受けるコースセッティングは難儀を極め選手の心を打ち砕く。 一流プロの絶妙なアプローチショットはピンそばに止めたものの、高速グリーンの傾斜で元の打った処まで戻ってしまう。 「おお神よ!許し給え」と天を仰ぐ強者たち。 素人目にもこんなコースでやったら、「もうゴルフなんかやめてやる」と帰りたくなる程。 ピンオーバすると、下り傾斜に入るショットに、解説してる青木 功氏は 「おー・・・オッかねー!」と思わず叫んでしまうほどだ。 そんな中、昨年の全米オープンでは首位をいくジョーダン・スピースに一打遅れで、ロングホールの18番を2オンしイーグル狙い、しかし3パットで優勝を逃した苦い経験を基に、難敵のコースを無表情で歩む姿は『無の境地』を求める苦行僧だった。 過去にもベアグランドの砂地でソールしたが、バンカーだったと2罰打を受け優勝をフイにした事も。今回もアドレストした後ボールが動いたと裁定され一打罰を受けた。 しかし最終ホールをバーディーで締めくくり、小さなガッツポーズも控えめに、冷静さに努めた。 過去、今回と幾多の苦行を乗り越え、そこから立ち直ってきた心の強さか。 18番グリーン横で待ち受ける幼い息子を抱き寄せ、父親の笑顔に戻った彼を、解説をしていた丸山茂樹氏は「ダスティンのこんな優しい顔をみるのは初めて」と称賛した。 |
by isoda-shonan
| 2016-06-21 09:01
| コラム
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