024-茅葺き屋根の家 |
私の友人が鎌倉の谷戸で、築300年の茅葺き屋根の古民家で割烹料理店を営んでいます。 小さな木戸をくぐり抜けると土間があり、囲炉裏が切ってある。少人数の時は囲炉裏を囲んでの宴席となり、直火の暖かさはまた格別です。 座敷は長い廊下に木製ガラス戸と障子のみ。いかに鎌倉と言えど冬はめちゃくちゃ寒い。遠赤ストーブ4台がフル活動しています。 しかし、夏は茅葺き屋根がしっかりと太陽の熱をガードし、至る所のすきま風が涼風を運んできます。夏にクーラーを入れたことがないとのこと。これぞ兼好法師の説いた「家は夏を旨とすべし」の家です。 いったい、屋根断熱の働きをしている茅葺きは、現在の住宅に使用しているポリスチレンフォームの厚さ何センチに匹敵するのだろうか?軒を深くして相当の厚みの断熱材を用いれば、同じ効果は出るはずです。 冬に暖かい家は当たり前になっています。むしろ、夏に涼やかな家を提案していきます。 古民家「なるせ」 http://www2.tba.t-com.ne.jp/naruse/ tel:0467-31-3373 |
by isoda-shonan
| 2006-01-29 14:19
| コラム
|
<< 025-バードウォッチング2 | 023-バードウォッチング >> |