厳寒期 湘南海の絶品 |
ハバノリをご存知でしょうか?
厳寒期に荒磯で成長する海苔の仲間。 近頃は温暖化の影響か海水温が上昇、すっかり漁は寂れてしまい、貴重な食材となっている。
寒い磯に乗り、手作業でハンバを摘むのはキツイ漁。 地元の地魚屋でも今では知り合いの漁師から少量を分けて貰えるだけと聞く。
毎年江の島神社に初参りの後立ち寄る地魚食堂では、例年正月に所望すれば食べられたが、今年は採れてなかった。
よほど残念がって見えたのか、この店の女将さんが、初物のハバノリ(地元はハンバと呼称)が手に入ったと会社に届けてくれた。
江の島と腰越の地元人として、行けば話が弾む間柄だ。
この地魚屋さんはテレビでも度々取材され、遠方からの江の島神社参拝者もわざわざ訪れる店。
メバル、カサゴ、キンメダイと地魚は新鮮で伝統の煮汁で煮つけられ、形も見事だ。 サザエのつぼ焼き、焼き蛤、トコブシ、と酒の肴も多様な磯料理店、自家製の塩辛も美味。
焼いて細かくちぎったハンバは食べやすく密閉容器に入れられ、夕飯のたびに感激させてくれる。
温かいごはんに多めにふり掛け、醤油を少々垂らすだけ。 口の中で磯の香りが広がり幸せな気分となる、この時期の特別な絶品なのです。
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by isoda-shonan
| 2018-01-19 15:45
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