囲炉裏のある家 完成 |
逗子の「囲炉裏の家」、I 様邸が完成し、お引渡しを行いました。 施主のI 様が「山賊の部屋」と呼ぶ囲炉裏端は、当社工場に保管してあった民家を解体した時の欅〔ケヤキ)材を再利用して炉縁を造りました。 自在鉤(じざいかぎ)は御施主様が骨董品を買ってこられたのを、鍛冶屋に作り替えさせ、煤竹も交換しました。 火棚と換気フードは特注品です。 左官で仕上げた欄間壁は「寂赤」に仕上げられ、渋さの中にも粋をかもし出しています。 一日も早い御入居を望まれていたのですが、一番最初に運び込んだ荷物は 釣り道具でした。 「イソダさん ここ見て」と奥様が開いた物入れの中は、釣竿やリール類が ぎっしりです。 逗子に越してきて三年。「辰龍丸」(しんりゅうまる)と名付けたモーターボートには「DD-Ⅱ」=Dragon Dragon Ⅱのマークと龍の絵が描かれています。 辰はご主人の名前、龍はお孫さんの名前からだそうです。 リビングの吹き抜けのロフトは、龍君が来た時の専用室となります。 かつてはゴルフのシングルを目指しましたが、今はゴルフはやめ、海釣りにはまっています。 自分で釣った魚を囲炉裏で焼き、友人と一緒に杯をかわす。 以前、茨城の別荘で楽しんだ再現です。ちなみに「DD-Ⅰ」号は、当時霞ヶ浦で使ったボートの名前で、逗子のは二隻目の舟です。 家具類は運送の関係上少し遅れる様です。 現在お住まいの近くのマンションから「新車」で「布団」を運び、今夜はお泊りをするそうです。 「新車」とは、折りたたみ式アルミ製「リヤカー」で、逗子では「リヤカー」を引く人がカッコイイそうです。マリンスポーツをやっている人だとすぐ解かるみたいです。 外部には魚をさばく調理場と、海から帰った時の足洗い場とシャワーも造ることになってます。 引越しが落ち着いたら「囲炉裏開き」をするからと、お誘いを受けております。 これからも末永いお付き合いと、維持管理をお約束し、お引渡しを済ませてまいりました。 I 様邸の関連ブログ 2008年2月12日 「赤い壁」 2007年9月27日 「囲炉裏のある家」 |
by isoda-shonan
| 2008-03-09 15:57
| コラム
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