横須賀リサーチパーク、YRP |
鎌倉商工会議所、建設部会の研修視察第二部です。 YRP=横須賀リサーチパークは日本の最先端の電波、情報通信技術専門の研究所が60社近く集積されています。 NTT、NTTドコモ、NEC、パナソニックの他、公的機関、大学研究所も参加しており、昼間就業人口は約9,500人。三浦半島の丘陵部に一大都市が出現した感じです。 建築屋であり、アナログ人間の私たちには「ユピキタス」とか「ブロードバンド」といった横文字が表す世界はなかなか理解できません。 建築関係者には、このYRPとしての都市造りが、人と自然、最先端技術の集積、自然環境と休息といった、キーワードを基にして、ランドプランニングされているということに興味がありました。 数年前に米国シリコンバレー近郊を車で一周したことがありましたが、そこでは「働く人が中心」として街づくりが行なわれていて考え方が近いと感じました。 あいにくこの日は雨模様で、時間も押していて、ゆっくり敷地内を見学できませんでしたが、野鳥観察所のある池や、職員の為の運動場、花や緑の保全とまるで外国に来たような町並みです。 研究所は横須賀商工会議所の計らいでNTTのサイバーコミュニケーション総合研究所を見学しました。 3Dで眼鏡無しで3次元の立体映像が見える技術、手の平に星が降るように映像が写し出せる技術や、ハイビジョンのテレビ電話の鮮明な画像は文字も読めます。そして圧巻はPCで文字を入力すると、そのままコンピューターで合成したアナウンサーの声(音声の質はアナウンサー並みと云う意味です)になって出力されます。 目を見張る最先端技術に予定されていた時間はあっという間に過ぎてしまいました。 これらの技術が住宅にも取り入れられ、NGN(ネクスト・ジェネレーション・ネットワーク)として、通信と情報伝達がテレビ中心となり、買い物から新聞まで何でもこなす時代になる日も近いと感じられました。 ・横須賀YRP ・NTT横須賀研究所 |
by isoda-shonan
| 2009-03-02 16:48
| コラム
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