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湘南・鎌倉・藤沢の地で92年の実績の工務店・イソダの会長が住宅造りについて考えていること。
by isoda-shonan
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009-SCの家に住んでわかったこと
※SC=ソーラーサーキットの略称です。

 昨年12月にお引き渡しをしたO様から、1月8日の夜に竣工祝いのご招待を受けました。当日は強風が吹き荒れ、海岸の134号線は飛砂が堆積し、県の土木課が除去作業をするほどで、夕方からは急激に冷え込んだ日でした。
 
 O邸のリビングに入ると、ご主人も2才のお子さんも素足です。開口一番、「大満足の家です。暮れから生活を始めましたが、今日までほとんど暖房は入れていません。」「建てる前にソーラーサーキットの特長は聞いていましたが、これほどの快適性は住んでみなければ解りませんでした。」とこぼれるほどの笑顔です。「新築特有の“いやなにおい”も無い。」とのことでした。

 当日も暖房は入っていませんでしたが、暖かいと言うより寒くない。
 ご主人は薄手のトレーナー一枚です。我々も上着を脱ぎ、フロアーの上に座布団でリラックスさせていただきました。

 O邸は南道路に面し、日射条件は特に優れています。日中の太陽光のパッシブ効果で、夜まで室内を蓄熱させるように南面の開口部を大きく採った設計です。

 工事中の話や故郷の話に盛り上がり、やがておいとまの時間が来ました。外はまだ突風が吹き荒れていましたが、家の中は静寂そのもので、2階に上がったお子さんがおじいちゃんと戯れる笑い声が聞こえていました。
# by isoda-shonan | 2005-09-12 16:47 | ソーラーサーキット | Comments(0)
008-風(空気の流れ)
 俳優の高倉健さんが、NHKのインタビューで、「いい風に吹かれたい」「人はよくない風に当たると辛いことが多くなる」「自分からいい風を求めて行かないと、いい風は吹いてこない」と言っていました。いろいろな世界に当てはまる、一流の道を極めた人の哲学的な話です。

 住宅でも、空気の移動(いい風)がとても大切です。窓からの自然通気、計画換気、通気層の確保などは、いずれも湿気対策の上で、住む人にも建物にも重要な要素となっています。 一般的に、床下や小屋裏の通風の重要性は広く認知されていますが、外壁面や屋根面での通気についてはあまり問題にされていませんでした。

 イソダの失敗例があります。屋根断熱で施工した家の天井が、結露でぼろぼろになってしまいました。もともと勾配天井で、2階の温度や湿度の影響を受けやすい設計でしたが、屋根の下地材と断熱材の間に通気層を設けなかったために、断熱材を通り抜けた湿気の抜け道が無くなったことが原因でした。天井の張り替えをしたり、通気層を新たに造ったりと大変な補修工事となってしまいました。この建物は当社の設計ではなかったのですが、改めて結露の恐ろしさと通気層の重要性を認識しました。

 外壁面に関しては、外装材としてサイディング(基本的に縦胴縁を使用して施工)が普及すると共に、10~18mmの通気層が確保されるようになってきました。この通気層によって、室内(壁内)の湿気を排出する事が出来るのです。

 このわずかな隙間で、本当に空気が流れるのでしょうか?

 この答えは、北見工業大学機械工学科(流体力学)の坂本弘志教授の『風と家』という論文の中に出ています。「東京地方では、一年中、毎秒2.9~4mの風が吹いていて、通気層内の空気は風圧で掃気される」とあり、教授による実験住宅での通気層内の流速は「外気の風速が2mの時0.5m、4mの時1mの気流が発生している事が判明された」とあります。
 外壁通気層は、結露対策としてとても大切な事がお解りいただけると思います。

 外装材の主流であったモルタル下地の吹付仕上げは、デザイン性や個性を主張できる私の好きな外装材ですが、従来は下地材に直接防水フェルトとラス網を張りモルタルを塗り込むといった通気層を確保しにくいものでした。無理に通気層を造ると割れやヒビの原因になっていました。
 しかし、最近になって通気層の大切さが解ったのでしょうか、モルタルでも胴縁を使用して施工する外壁通気工法が開発されました。この工法は、モルタルの間にグラスファイバーネットを塗り込み、割れやヒビの防止を実現し、10年間の保証が付いているものです。コストは若干高くなりますが、建物にとっては最良の方法です。

 坪単価25万円の家が販売されている昨今ですが、外壁通気工法を採用しているかどうかも住宅会社としてのスタンスが問われるものと思います。

 サイディングに押され、仕事が少なくなった左官屋さんが復権し、吹き付け仕上げやこて塗り仕上げなどの、しっとりとした落ち着いた街並みを創造していきたいものです。
# by isoda-shonan | 2005-09-12 16:43 | コラム | Comments(0)
007-日本の林業を応援しよう
 雑誌『室内』12月号で、古河林業株式会社の古河久純社長が、日本の林業の荒廃ぶりについて語っています。

 曰く、「日本は国土の約7割、2,500万ヘクタールが山林で毎年5,000万m3の生長があるのに、使用量は年間2,000万m3にとどまっている。国内の木材総需要量は年間1億m3。ということは、8,000万m3が輸入材でまかなわれているということです。」
 さらに、「林業は、森林の持つ多面的な機能を持続的に発揮させる有効な手段です。地球温暖化へのブレーキ、野生動植物の生存、水源の保全、治水効果という大切な役割を担っています。今のままでは林業が衰退し、日本の山が駄目になる。」と警告し、「住宅造りに、もっと国産材を使用しよう。」と呼びかけています。
 自ら経営する古河林業では国産材の杉や桧を多用した住宅造りを実践しています。

 木造軸組工法で有名なある大手メーカーが、オール外材、集成材で家造りをしているのはなぜでしょうか?
 芯持ちの桧は、耐久性も高く、シロアリも付きにくい良材ですが、割れる・反る、といったムク材特有の性質も併せ持っています。大手住宅メーカーは、お客様からのクレームを最小限にとどめようと、狂いの少ない集成材を多用しているのだ、と思われます。また、国産材の価格の高さも一因と考えられます。

 しかし、日本の文化を、また資源の有効活用を大切にする今日には天然木の性質を上手に取り入れ、適材適所で国産材を使用した家造りを勧めたいと思っていました。イソダでは、平成13年夏頃から国産桧の導入プロジェクトを組み、製材業者・プレカット工場などとの話し合いを進めて参りました。11月に国産桧の供給と取引条件の合意が成立し、平成14年より土台・大引・管柱は全面的に桧を採用することになりました。それに伴い、木工事の社内基準の改正もおこないます。微力ですが、日本の林業発展の一助になることと本物の家造りの更なる一歩、と考えています。
 これから家造りをご計画の方には、ぜひ国内林業の応援をお願いする次第です。
# by isoda-shonan | 2005-09-12 16:40 | コラム | Comments(0)
006-ペンキ屋さんがいなくなる
 プレハブ系住宅の大量販売政策は、本来の住宅のあるべき姿を押し曲げ、合理化と企業利益の増大に努めてきました。ある会社の原価の実体は、契約金額の半分、例えば3,000万円で契約した場合、原価は1,500万円、だそうです。こんな事は業界の常識だ、と言われたときは大変驚きました。

 知人の一人が、仕事の関係上、某大手プレハブメーカーにて在来木造の家を建築、今年のゴールデンウィークに完成しました。
 その知人から、「家がため」に来て欲しいとお誘いがあり、どんな家になっただろうかと期待をしながら、「家がため」に参加しました。(中国地方では竣工祝いを「家がため」と言うそうです。鎌倉では「ヤオツリ」と言っています。)

 それなりのコストをかけ、間取りや外観も自由設計で建てられた、総工費ウン千万円という建物は、某メーカーのいつもの家とは違った趣を出していました。
 木製の玄関ドアを開け玄関に入ると、吹き抜けが広がり、お客様をお招きするにはなかなかの雰囲気です。

 各室に、冷暖房機が完備されていました。断熱方法はもちろん内断熱です。サッシはアルミのペアガラスでした。「断熱・気密性能は考慮されているのかな? 真冬の暖房費は大変だろうし、結露は大丈夫なのかな?」などと勝手に思いながら室内を拝見しました。

 一通り拝見した後に、知人から感想を問われたときには、正直困りました。なぜでしょう・・・。
 本音は、これでウン千万円の家なのか、と感じていたからです。断熱・機密性能もそうですが、塗装職人が入っていない家だったからです。少なくとも坪100万円近くする家で、工業製品化された枠材やドアを使用し、無機質で単一的な表情しか表せない部材の集合体の家なのです。

 これだけのコストをかけ、高級感を出す建物では、枠材や巾木、廻り縁などはムク材を使用し、ドアや戸ににおいても、建材会社の塩ビ仕上げや塗装済みの大量生産品ではなく、ムク材で造られたドアなどを使用して、木の表情を出せる塗装職人がお客様のお選びいただいた好きな色、好きな塗料で仕上げをするのが当たり前だ、と思っていたからです。

 「OOウッドの家」と宣伝されている家が、実は塗装職人を必要としない家になっているのです。
 低価格を追求する家では仕方ありませんが、ある程度のコストをかけた家が、このように表情(個性)を出さなくて良し、となると腕の良い塗装職人はいなくなる運命です。
 
# by isoda-shonan | 2005-09-12 16:35 | コラム | Comments(0)
005-天井断熱と屋根断熱の違い
 ソーラーサーキット(SC)の家を始めて間もない頃、真夏の炎天下の日に現場巡回に行きました。
 気温37度、駐車しておいた車のハンドルは、握れないほどになっていました。
 
 現場は、屋根の下葺きが完了し、筋交いの取付をしているところでした。
 担当の大工さんに「暑い中ご苦労様」と声をかけると「いやーこの家は涼しくて、作業能率も上がりますよ」と声が返ってきました。

 前回の一言で、「イソダもかつては内断熱工法でした」と記しましたが、外断熱工法と内断熱工法では、単に壁の断熱材の取付方法の違いだけでなく、屋根面の断熱施工も考え方が全然違います。

 現在でも大半の住宅は、2階の天井裏にグラスウールを敷き並べただけの天井断熱で行っています。この場合、屋根裏の温度は50度を超え、2階の部屋の温度もかなり上昇してしまいます。

 SCでは、屋根面で断熱を行います。断熱材と屋根下地材の間で通気層も取り、排熱効果を高めています。真夏でも、屋根裏の温度は27度くらいに押さえられています。(小屋裏ダンパーを開いています。)
 大工さんが「涼しくて作業能率も上がる」と言っていたのは、屋根の断熱材が、家全体を木陰のように遮熱していたからです。
# by isoda-shonan | 2005-09-12 16:30 | ソーラーサーキット | Comments(0)
004-開閉換気口の大きな力
 イソダも、かつては内断熱工法で施工していました。
 当時の建築業界では、外断熱の概念がまったくなく、とにかく壁の中にグラスウールやロックウールを詰め込むだけで良し、とされていました。
 しかし、壁の中での結露(壁体内結露)に関しては一抹の不安がありましたし、在来工法の最大の特長である床下と壁の中を空気が流通しなくなる、という点が気がかりでした。
 そこで、断熱材を充填するときに「エアースルーパック」という通気層を確保できる部材を併用しました。
 綿状断熱材のマニュアルには、「奥に押し込むのではなく、室内側に寄せて入れるように」とあります。しかし、大工さんによっては押し込んで施工してしまう人もいるだろうし、誰が施工しても室内側に寄せて入れる方法として採用することにしたのです。「エアースルーパック」によって通気層が確保され、壁体内結露に関しては解決されました。

  床下の換気に関しては、ただの換気口よりも換気効率が良い「基礎パッキン」という、基礎と土台(コンクリートと木)の間で通気が取れるような部材を使用し、1年中床下の換気が良好に保てるようにしました。
 もちろん、床下の根太の間に断熱材(ポリスチレンフォーム40mm)を入れ、それなりの断熱対策はおこなっていました。

 当時の内断熱の家で、真冬に竣工立ち会いをする場合の必携品はスリッパでした。
 1月から2月の厳寒期には、木製フロアーの上でスリッパ無しでは10分も立っていられません。お客様には必ずご使用いただくのですが、スリッパが足りないときは、足の先が凍ってしまうのではないかと思うくらい辛いものでした。しかし、当時は、それが当たり前のことだと思っていました。

 この話から、何かお解りになりましたか?
 そうです。1年中床下の換気が良く、壁の中も空気が通っている家は、耐久性や結露には優れていますが、夏向きの家なのです。
 兼好法師が「家は夏を旨とすべし」といっているように、夏の過ごし易さを基本にした日本の伝統的な家造りだったのです。

 真冬にソーラーサーキット(SC)の家をスリッパ無しで歩いてみてください。全く暖房をしていない家でも、我慢できない程の冷たさはありません。まして、足が凍る、という言葉は見あたらないでしょう。
 この大きな力となっているのが、床下換気口です。SCでは、冬になると開閉型の基礎換気口を閉じます。元々が高気密住宅なので、この状態では1階の室温と床下の温度の差がそれほどなくなります。無暖房の時には、1度くらい高くなっています。(12月のイソダモデルハウス測定値)
 床板が冷たくないのは、外の冷気を床下に入り込ませない開閉式の床下換気口の力でした。

 SCの家では、開閉式換気口も断熱してありますし、基礎も外断熱による施工がなされています。
# by isoda-shonan | 2005-09-12 16:27 | ソーラーサーキット | Comments(0)
003-間取りや設計でコストはどう変化するか
 「ソーラーサーキット(SC)の家はプランニングに制約があるの?」という表題が、「いい家をつくる会」のコラム欄に出ていました。
 イソダでは、建築法規上の制約や過大予算になってしまうものを除き、SCだからということでプランニングや外観のデザインに特段の制約は設けていません。できる限りお客様の「こだわり」に対応するようにしています。

 ある外断熱メーカーから「このプランニングではできません」と断られたお客様が、イソダに御相談に来られ、その家を外断熱工法で契約し着工しました。
 お客様にとっての自由な間取りや好みのデザインを取り入れるのも、感性的に「住み心地の良い家」となるからです。

 しかし、このような「こだわりの家」は、どうしてもコストアップになります。

 1階・2階の間取りを考えたとき、乗りの良いプラン(1階の壁の上に2階の壁があるようなプラン)に比べると、乗りの悪いプランでは梁材が大きくなったり、補強材などが必要になったりするためにコストアップになります。
 また、凹凸のある建物(1階が大きく、2階が小さい建物など)では、同じ坪数の総二階建てと比べると、基礎・屋根・外壁の施工面積が増加しますし、下屋の取付や1階の部屋上に造るバルコニーは断熱・気密、通気層を確保するための手間が増え、コストアップになります。

 大手住宅メーカーの規格型プランは、ほとんどが間崩れのない長方形の総二階建てのシンプルな形でまとめられ、限りなくコストアップの要因を排除しています。
 このようなプランであれば、坪単価は当然下がりますし、工期も短くなります。
 SCにおいても、コストを抑える手法としては同様です。

 イソダでは、コストを抑えながらも「住み心地の良い家」+「こだわり」を出していきたいと思っています。
# by isoda-shonan | 2005-09-12 16:23 | ソーラーサーキット | Comments(0)
002-坪単価のまやかし
 建築業界では、住宅価格を表す言葉として、一坪当たりいくら位掛かるかを坪単価と表しています。
 古くは、建材や大工さんの手間を坪いくら、屋根屋さんや左官屋さんも坪単価、で取引が行われていました。(現在は、ほとんどが㎡単価に置き換えられています。)その名残として、今でも建物の価格を坪単価で表しています。

 本来の坪単価は、総建築費を延床面積で割った値を指します。しかし現状では、住宅会社の大半は、外部電気工事費、外部給排水工事費、ガス工事費、居室の照明器具、各種申請費用などの費用をはずして、建築本体価格のみの坪単価を表示しています。
 これは、建てる土地の条件によって各種工事費や諸費用が異なってくるためで、一概に間違っているとは言えません。
 また、坪単価は、分母の延べ床面積の大小により、高くなったり安くなったりします。(建物が大きくなればなるほど、坪単価は安く表示されます。)
 3.3㎡いくらと表示している建物の延床面積は、各社異なりますが、45坪位を標準としているようです。

 かつて、住宅の価格破壊と表して、「坪単価¥368,000-原価公開!」という会社がありました。よく調査してみたら、これは60坪の家を建てたときの価格でした。結局、売るだけ売ってその会社は消滅しました・・・。

 総予算を考えるにあたり、本体工事以外の工事費や外構工事、カーテン類、空調設備費なども、算入して打ち合わせをした方が良いでしょう。

 坪単価は、あくまでも目安であって、設計や仕様、建物の大きさによって変わることを知っておきましょう。
 単純に坪単価だけで、間取りも工法も仕様も違うメーカーや工務店を比較して、安いとか高いとかではなく、自分たちがこれから一生住む家(一生住んでいきたい家)は一体どんな家なのか、をまず考えていただきたいと思います。

参考
1尺=303mm
3尺=909mm(910mm)
6尺=1間=1,818mm(1,820mm)
1間×1間=1坪(3.3㎡)(2帖)
# by isoda-shonan | 2005-09-12 16:15 | コラム | Comments(0)
001-住宅造りのホンネ
 住宅を建てる前の計画では、いろいろな夢が膨らみます。キッチンは何を、インテリアはどうしよう、外観のデザインは00風にと、とても楽しくなるものです。
 夢は夢として実現させるのは大切ですが、ここでは住宅造りの本質を少し掘り下げてみましょう。

 家造りで自分が求めているニーズは何か、を分析します。このニーズの中には、見えるニーズと見えないニーズが入っています。

 間取り、デザイン、設備機器は図面や実物を見て確認できます。その段階で十分な打ち合わせを行い、予算が確定すれば理想の住まいの実現となります。

 ここまでが、見えるニーズです。

 それでは、見えないニーズとは何でしょう?

 それらは、実際に完成した住宅に住み、生活することによって見えてきます。本当はこうなっていれば良かったとか、近所の犬の鳴き声がうるさい、窓廻りや北側の壁が結露するといったようなことです。
 
 この見えないニーズの本質は、「住み心地の良さ」なのです。

 建築家の先生は、往々にしてデザイン、素材、ディテールを重視してひと味違った家を提案します。 

 よく聞く話ですが、当初は皆から誉められ自慢の家だったけれど、その後の住み心地や使い勝手はいまいちだと・・・。
 
 21世紀の住まい造りの潮流は、50年経ってもデザイン的にも見応えがし、省エネルギーで快適な生活が約束された家ということになると思います。

 「住み心地の良さ」は、外断熱・二重通気工法にあると確信しています。
# by isoda-shonan | 2005-08-16 02:17 | コラム | Comments(0)